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親知らず抜歯は保険適用される?適用条件と費用の目安

親知らず抜歯は保険適用される?基本的な条件
親知らずの抜歯は、基本的に保険適用となる治療です。
ただし、すべてのケースで保険が使えるわけではありません。保険適用となるには、いくつかの条件があります。
医療的な必要性がある場合
保険適用の最も重要な条件は、**医療的な必要性**があることです。
親知らずが他の歯に悪影響を及ぼしていたり、周囲の組織に負担をかけている場合には、抜歯が必要と判断されます。たとえば、親知らずが斜めや横向きに生えていることで歯肉や隣接する歯を圧迫し、虫歯や歯周病のリスクが高まっている状態などが該当します。
痛みや腫れなどの症状がある場合
親知らずの周囲に炎症や感染が発生している場合も、保険適用となります。
強い痛みや腫れを伴う場合には、速やかに抜歯が必要となるため、健康保険を使って治療を受けることができます。親知らずが部分的にしか生えていないケースでは、歯茎の隙間に細菌が入り込みやすく、感染症のリスクが高まります。
歯並びに悪影響を与えている場合
親知らずが正常な位置に生えておらず、噛み合わせが悪くなることで痛みを伴うケースも保険適用の対象です。
特に親知らずが隣接する歯に干渉して、痛みや不快感を引き起こしている場合には、抜歯が推奨されます。
保険適用外となるケースとは
一方で、親知らずの抜歯が保険適用とならないケースも存在します。
主に美容目的や特殊な手術が絡む場合は、保険が適用されません。
美容目的での抜歯
親知らずが正常に生えており、特に痛みや炎症がない場合でも、美容的な理由で抜歯を希望する場合は保険適用外となります。
たとえば、矯正治療などで口元を下げたいなど、見た目を良くしたいという理由での抜歯は自費扱いとなります。
他の奥歯への移植手術
基本的に親知らずを他の奥歯に移植する場合も、保険が適用されません。
この手術は高度な技術が必要であり、美容や機能的な理由から行われるため、自費診療となってきます。
CT検査が必要な難症例
親知らずの抜歯にあたり、CTスキャンが必要な場合も、保険外の費用が発生することがあります。
CTスキャンは特定の難抜歯ケースや複雑な歯根の形状を確認する際に用いられます。基本的には保険適用でCT検査が可能なのですが、あまりにも難しい抜歯であったりと保険の枠を超えてしまうようなケースは、自費で抜歯を設定されている医院も多くあります。
親知らず抜歯の費用の目安(保険適用の場合)

保険適用で親知らずを抜歯する場合、費用は親知らずの生え方によって異なります。
ここでは、具体的な費用の目安をご紹介します。
まっすぐ生えている親知らずの場合
まっすぐ生えている親知らずは、比較的簡単に抜歯できるため、費用も抑えられます。
抜歯処置の費用は**約800円程度**(3割負担)で、これに痛み止めや抗菌薬などの薬代が加わり、合計で**約2,000円から3,000円程度**となります。治療時間は約10分程度で済むことが多いです。
横向きや斜めに生えている親知らずの場合
横向きや斜めに生えている親知らずは、抜歯の難易度が上がります。
抜歯処置の費用は**約1,500円から3,000円程度**(3割負担)で、薬代を含めると**約4,000円から5,000円程度**となります。治療時間は30分から60分程度かかることが一般的です。
骨に埋まっている親知らずの場合
親知らずが完全に骨の中に埋まっている場合は、最も難易度の高い抜歯となります。
覆っている骨を削ったり、親知らずを分割して取り除く処置が必要になるため、抜歯処置の費用は**約3,500円から10,000円程度**(3割負担)となります。薬代を含めると、合計で**約5,000円から12,000円程度**の費用がかかります。
抜歯前の検査費用について

親知らずを抜歯する前には、必ず検査が必要です。
検査費用も治療費の一部として考えておく必要があります。
初診料と再診料
初めて歯科医院を受診する場合には、初診料がかかります。
保険適用(3割負担)で、初診料は**約900円程度**です。再診の場合は、再診料として**約200円程度**がかかります。
レントゲン撮影の費用
親知らずの状態を確認するために、レントゲン撮影は必須です。
レントゲン撮影の費用は、保険適用(3割負担)で**約1,000円から1,200円程度**となります。
CT検査の費用
より詳しい診断が必要な場合には、CT検査を行うことがあります。
CT検査の費用は、保険適用(3割負担)で**約3,500円から4,000円程度**です。CT検査により、親知らずと神経や血管の位置関係を三次元的に確認でき、安全で的確な治療計画を立てることができます。
抜歯後の処方薬の費用

抜歯後には、痛みや感染を防ぐための薬が処方されます。
処方薬の費用も、治療費の一部として考えておきましょう。
痛み止めの費用
抜歯後の痛みを和らげるために、痛み止めが処方されます。
痛み止めの費用は、保険適用(3割負担)で**約500円から800円程度**です。
抗菌薬の費用
感染を防ぐために、抗菌薬が処方されることもあります。
抗菌薬の費用は、保険適用(3割負担)で**約500円から700円程度**です。痛み止めと抗菌薬を合わせると、薬代は**約1,000円から1,500円程度**となります。
複数本の親知らずを抜歯する場合の費用
親知らずが複数本ある場合、まとめて抜歯することも可能です。
複数本の抜歯では、費用面でのメリットがあります。
2本同時に抜歯する場合
2本の親知らずを同時に抜歯する場合は、基本的に1本あたりの費用×2で計算されます。
ただし、レントゲン撮影費用や診察料が1回分で済むため、別々に抜歯するよりも総額を抑えられます。生え方にもよりますが、2本同時の抜歯では、保険診療の場合**4,000円から12,000円程度**の費用となります。
4本まとめて抜歯する場合
4本まとめての抜歯は、経験豊富な歯科医師のいる医院で実施する必要があります。
診察料や検査費用が1回分で済むため、総額を抑えられます。保険診療の場合、4本まとめて抜歯すると**8,000円から20,000円程度**の費用となります。ただし、一度に4本を抜歯する場合は、身体的な負担も大きくなるため、静脈内鎮静法(点滴麻酔)を使用することをお勧めします。
入院が必要な場合の費用
親知らずの状態によっては、入院して抜歯を行うこともあります。
入院が必要な場合の費用についてもご説明します。
入院が必要となるケース
親知らずが深く埋まっている場合や、持病を持っている方は、入院が必要になることがあります。
また、2本以上の親知らずを同時に抜歯する場合や、全身麻酔が必要な場合にも入院が推奨されます。入院期間は、1日や2日などの短期間での入院となることが一般的です。
入院費用の目安
親知らずを抜歯する際に入院が必要な場合、その治療費用は健康保険が適用となります。
入院費用は、病院や入院日数によって異なりますが、保険適用(3割負担)で**数万円程度**となることが多いです。詳しい費用については、各病院に問い合わせることをお勧めします。
医療費控除について
親知らずの抜歯にかかった費用は、医療費控除の対象となることがあります。
この控除を利用することで、税金の控除を受けられるので、実質治療費の負担を軽減することができます。
医療費控除とは
医療費控除とは、歯科治療に限らず、風邪や怪我なども含めて治療に要した費用に適用される制度です。
この制度により、1年間に支払った医療費の総額が一定額を超えた場合、確定申告を通じて所得税の一部を還付してもらえます。ご自身だけでなく家族なども含めて1年間に支払った医療費が**10万円を超えた場合**に適用されます。
医療費控除の対象となる費用
親知らずの抜歯では、以下のものが対象となります。
- 親知らずの抜歯費用
- 通院にかかる交通費
- 処方された薬代
- 麻酔代
- 必要に応じた入院費用
ほかの治療に要したものも同様に、通院にかかる交通費なども含めて対象となります。これらの費用が家族分も合計して年間10万円を超える場合、医療費控除を申請することができます。
当院での親知らず抜歯について
希望ヶ丘歯科クリニックでは、親知らずの難症例にも対応しています。
CT撮影を行って状態を正確に見極め、丁寧に処置します。保険診療内での対応も可能で、できるだけ腫れにくく負担の少ない抜歯を心がけています。
丁寧なカウンセリングと説明
当院では、初診時のカウンセリングで、患者様の症状だけでなく、治療に対するご要望を丁寧にお聞きします。
不安なく治療に進めるよう、分かりやすく丁寧な説明をいつも心掛けており、女性医師も在住しているため、お子様にも柔らかい印象を持っていただける環境を整えています。
CT撮影による正確な診断
当院では、親知らずの状態を三次元的に確認できる歯科用CTを完備しています。
神経や骨の位置関係を正確に把握したうえで、安全で的確な治療計画をご提案しています。抜歯が不安な方も、まずはお気軽にご相談ください。
保険診療と自費診療の両方に対応
当院は保険診療に対応した医療機関です。
自費診療をご希望の方には、各種クレジットカードでのお支払いや、デンタルローンによる分割払いにも対応しております。費用について不安のある方も、安心してご相談いただける体制を整えています。
まとめ
親知らずの抜歯は、痛みや腫れなどの症状がある場合や、周囲の歯に悪影響を及ぼす場合には保険適用となります。
費用は親知らずの生え方によって異なり、まっすぐ生えている場合は約2,000円から3,000円程度、横向きや斜めに生えている場合は約4,000円から5,000円程度、骨に埋まっている場合は約5,000円から12,000円程度となります。
これらの費用には、診察、レントゲンやCT検査、抜歯処置、処方薬までが含まれます。
美容目的での抜歯や、他の奥歯への移植手術などは保険適用外となりますので、ご注意ください。また、1年間に支払った医療費が10万円を超えた場合には、医療費控除を利用することで税金の控除を受けることができます。
親知らずの抜歯でお悩みの方は、まずは歯科医院で診察を受け、ご自身の親知らずの状態と費用について確認することをお勧めします。
希望ヶ丘歯科クリニックでは、丁寧なカウンセリングと確かな技術で、納得のいく治療をご提案します。歯の治療に関することなら、まずはご来院ください。
詳しい治療内容や費用については、希望ヶ丘歯科クリニックの公式サイトをご覧いただくか、お気軽にお問い合わせください。
希望ヶ丘歯科クリニック 院長 武川 陽子

メッセージ
郡山市大槻町にある希望ヶ丘歯科クリニックで院長をしております武川陽子です。
私たちは、2001年の開院以来、地域に密着した歯科医院として患者様に寄り添った治療を続けて参りました。
患者様ひとりひとりに合った治療を心掛けており、その治療法の決定のため綿密にカウンセリングしております。
また、治療に関しては、不安を払拭すべく丁寧な説明も心掛けております。
歯の治療に関することなら、まずはご来院ください。
経歴
1992年 鶴見大学歯学部 卒業
1992年 新井矯正歯科(立川市) 勤務
1995年 武川歯科医院(港区) 開院
2001年 希望ヶ丘歯科クリニック 開院
