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【完全ガイド】審美治療の費用を徹底解説|種類別相場と後悔しない選び方
歯の見た目が気になっていても、審美治療は費用が高そうで一歩踏み出せないと感じている方は多いのではないでしょうか。結婚式や大切な予定を控えているときはもちろん、日常生活の中で自然な笑顔に自信を持ちたいと思っても、費用面の不安がネックになるケースは少なくありません。
この記事では、審美治療の費用に焦点を当て、セラミック治療やラミネートベニア、ホワイトニングといった代表的な治療ごとの相場をわかりやすく解説します。あわせて、費用が変わる要因やデンタルローンなどの支払い方法、後悔しない歯科医院選びのポイントまで丁寧に紹介するため、ぜひ参考にしてください。
審美治療とは?費用の目安を知る前に理解しておきたい基礎知識

審美治療は、歯の見た目と機能性の両方を整えることを目的とした治療です。費用を正しく理解するためにも、まずは審美治療がどのような考え方に基づいて行われているのかを押さえておきましょう。
関連記事:審美歯科の費用相場2025年版~治療別の最新料金を徹底解説
審美治療の目的と主な種類
審美治療の大きな特徴は、見た目の美しさとお口の機能性を同時に高められる点にあります。単に歯を白くしたり形を整えたりするだけでなく、噛み合わせのバランスを整え、歯や歯ぐきへの負担を軽減することも重要な目的の一つです。
歯並びや噛み合わせが乱れていると、特定の歯に負担が集中しやすくなり、虫歯や歯周病、歯の欠けや割れといったトラブルを招く原因になります。審美治療では、こうしたリスクを抑えながら、長期的に健康な口腔環境の維持を目指します。
さらに、歯の色や形が整うことで口元の印象が大きく変わり、笑顔に自信を持てるようになる点も魅力です。日常生活や人前での場面でも前向きに過ごしやすくなり、生活の質向上にもつながります。
審美治療の主な種類
審美治療にはさまざまな種類があり、改善したい悩みや仕上がりのイメージ、歯の状態によって適した治療法は異なります。選択肢を絞るには、歯の色を白くしたいのか、形や歯並びを整えたいのか、失った歯を補いたいのかなど、目的を明確にすることが大切です。
また、治療方法ごとに費用や治療期間、仕上がりの持続性にも違いがあるため、それぞれの特徴を理解しておきましょう。ここでは、審美治療の中でも特に代表的な治療法を紹介します。
セラミック治療
虫歯や欠けた歯をセラミック素材で補う治療です。天然歯に近い透明感と色調を再現でき、見た目の美しさに優れています。変色しにくく、長期間きれいな状態を保ちやすい点も特徴です。
ラミネートベニア
歯の表面を薄く削り、セラミック製の薄いシェルを貼り付ける治療です。歯の色や形、軽度の歯並びの乱れを短期間で整えたい場合に向いています。前歯の印象を大きく変えたい方に選ばれやすい方法です。
ホワイトニング
薬剤を使用して歯を漂白し、歯本来の色よりも白く明るくする治療です。歯を削らずに行えるため、比較的手軽に始められる点が魅力です。自然な白さを求める方に適しています。
インプラント
失った歯の部分に人工の歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療です。見た目の回復だけでなく、噛む力や発音の改善など、機能面の回復も期待できます。
【種類別】審美治療の費用相場

審美治療を考える際、まず気になるポイントが費用面ではないでしょうか。審美治療の多くは保険が適用されない自費診療となるため、治療内容や歯科医院によって料金に差が出やすいのが特徴です。
あらかじめ相場を知っておくことで、無理のない予算計画を立てやすくなります。ここからは、代表的な審美治療について、治療法ごとの費用目安をわかりやすく解説していきます。
関連記事:審美治療が保険外である理由とそのメリット~特徴を徹底解説
セラミック治療(クラウン・インレー)の費用
セラミック治療は、虫歯などで失われた歯の一部や全体を、セラミック製の詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)で修復する治療です。天然歯に近い自然な白さや透明感を再現できる点が大きな特徴で、見た目の美しさを重視したい方に選ばれています。
インレーは歯の一部を補う治療のため、歯全体を覆うクラウンよりも費用が抑えられる傾向があります。使用する素材は、治療する歯の位置や求める審美性、強度、予算などを踏まえて歯科医師と相談しながら選ぶことが大切です。主なセラミックの種類と費用相場は、以下の通りです。
オールセラミック(クラウン・インレー)
費用相場は1本あたり8万円~18万円程度です。金属を一切使用しない素材のため、天然歯に近い自然な色調や透明感を再現できる点が大きな特徴です。金属アレルギーの心配がなく、歯ぐきが黒ずむリスクも抑えられます。
さらに、経年による変色がほとんど起こらないため、美しい見た目を長く保ちやすい治療法といえるでしょう。前歯から奥歯まで幅広い部位に対応できる点も魅力です。
ジルコニアセラミック(クラウン・インレー)
費用相場は1本あたり10万円~20万円程度です。内側に非常に強度の高いジルコニアを使用し、その表面にセラミックを焼き付けた構造になっています。
耐久性に優れているため、噛む力が強くかかる奥歯やブリッジ治療などにも適しています。見た目の美しさと強度の両立を重視したい方に向いた素材といえるでしょう。
e-max(イーマックス)(クラウン・インレー)
費用相場は1本あたり7万円~15万円程度です。ガラスセラミックの一種で、透明感が高く、天然歯に近い色調や質感を再現できる点が特徴です。
特に前歯など、見た目の美しさを重視したい部位で選ばれることが多く、自然な仕上がりを求める方に適した素材です。
ラミネートベニアの費用
ラミネートベニアは、歯の表面をわずかに削り、薄いセラミック製のシェルを貼り付けて見た目を整える治療法です。ホワイトニングでは改善が難しい歯の変色や、歯と歯のすき間、軽度の歯並びの乱れなどを、比較的短期間で整えたい場合に選ばれます。
費用相場は1本あたり8万円~18万円程度が目安です。主に前歯の審美性を高める目的で行われ、歯の色や形を自然で美しい印象に整えることができます。治療は数回の通院で完了するケースが多く、短期間で口元の印象を大きく変えたい方に適した方法といえるでしょう。
ホワイトニングの費用
ホワイトニングは、薬剤を使って歯を漂白し、歯本来の白さを引き出す治療です。歯を削らずに白くできる点が大きな特徴で、口元の印象を手軽に明るくしたい方に選ばれています。
方法には、歯科医院で行うものと自宅で行うもの、両方を組み合わせるものがあり、目的やライフスタイルに応じて選択できます。ただし、ホワイトニングの効果は永続的ではなく、飲食物や喫煙などの影響で徐々に色戻りするため、白さを保つには定期的なメンテナンスが必要です。
主なホワイトニングの種類と費用は以下のとおりです。
オフィスホワイトニング
費用相場は1回あたり2万円~7万円程度です。歯科医院で高濃度の薬剤を使用し、専用の光を照射することで短期間で効果を実感しやすい方法です。即効性が高いため、結婚式やイベントなど、早く歯を白くしたい場合に適しています。
ホームホワイトニング
費用相場は2万円~5万円程度で、マウスピースと薬剤代が含まれます。歯科医院で作成した専用のマウスピースを使い、自宅で継続的に行う方法です。効果が出るまでに時間はかかりますが、白さが長持ちしやすく、自然な仕上がりを求める方に向いています。
デュアルホワイトニング
費用相場は5万円~10万円程度です。オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用することで、即効性と持続性の両方が期待できます。できるだけ高い効果を得たい方や、白さを長く維持したい方に適した方法といえるでしょう。
その他の審美治療の費用
これまでに紹介した治療以外にも、審美治療には比較的費用を抑えながら口元の印象を整えられる選択肢があります。本格的なセラミック治療やインプラントと比べると費用負担が軽く、部分的な見た目の改善を目的とした治療が中心です。ここでは、代表的な治療方法とその費用目安を紹介します。
ダイレクトボンディング
費用相場は1本あたり1万円~5万円程度です。コンポジットレジンと呼ばれる歯科用プラスチックを歯に直接盛り付け、形や色を整える治療法で、小さな虫歯の修復や前歯のすき間を埋める際などに用いられます。
歯を削る量が少なく、短時間で治療が完了するケースが多いため、費用を抑えながら見た目を改善したい方に向いています。
歯肉整形(ガムピーリング)
費用相場は1回あたり5,000円~1万円程度です。歯ぐきのラインを整えたり、メラニン色素沈着による黒ずみを除去したりする治療で、歯と歯ぐきのバランスを整えることを目的としています。歯そのものだけでなく、歯ぐきまで含めた口元全体の印象を美しくしたい場合に効果的です。
インプラント(審美目的)
費用相場は1本あたり30万円~50万円程度です。失われた歯の代わりに人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法で、見た目の回復と噛む機能の両方を取り戻せます。セラミック製の人工歯を選ぶことで、より自然な色調や質感を再現でき、審美性を重視した仕上がりが期待できます。
ラバーダム防湿などのオプション費用
治療の精度や安全性を高めるために、ラバーダム防湿といったオプションが追加される場合があります。ラバーダム防湿は、治療する歯を唾液や細菌から隔離し、無菌的な環境で処置を行うための方法です。費用の目安は1回あたり1,000円~5,000円程度とされており、仕上がりや再発防止の観点から導入されることがあります。
審美治療の費用に影響を与える要因

審美治療の費用は、どの歯科医院でも同じというわけではありません。治療方法の選び方や使用する素材、治療にかかる工程、歯科医院ごとの設備や方針など、さまざまな要素によって金額は大きく変わります。ここでは、審美治療の費用を左右する主な要因について詳しく解説します。
素材による違い
審美治療で使用される素材は種類が多く、それぞれ審美性や耐久性、生体親和性などの特性が異なるため、選ぶ素材によって費用にも差が生じます。見た目の美しさを重視するのか、強度や長期的な安定性を優先するのかによって最適な素材は変わります。
どの素材にもメリットと注意点があるため、仕上がりの希望や予算を踏まえ、歯科医師と十分に相談しながら選ぶことが大切です。
オールセラミック
陶器と同じ素材で作られており、天然歯に近い透明感や色調を再現できる点が大きな特徴です。経年による変色が起こりにくく、金属を使用しないため金属アレルギーの心配もありません。見た目の美しさを重視したい場合に適していますが、他の素材と比べると費用はやや高めになる傾向があります。
ジルコニア
非常に高い強度を持つ素材で、噛む力が強くかかる奥歯やブリッジなどにも使用されます。耐久性に優れながら審美性も高く、金属アレルギーのリスクが低い点も特徴です。ただし、高性能な素材である分、費用はオールセラミックと同程度か、それ以上になる場合があります。
ハイブリッドセラミック
セラミックとレジン(歯科用プラスチック)を組み合わせた素材で、オールセラミックよりも費用を抑えやすい点がメリットです。一方で、時間の経過とともに変色する可能性があり、耐久性の面ではセラミック単体の素材に劣る場合があります。コストと仕上がりのバランスを重視したい方に選ばれています。
e-max(二ケイ酸リチウムガラスセラミック)
強度と審美性を兼ね備えたセラミック素材で、透明感が高く、自然な仕上がりが期待できます。前歯など審美性を重視した部位によく用いられ、見た目と機能性のバランスが良い点が特徴です。比較的新しい素材のため、費用はオールセラミックに近い水準になる傾向があります。
治療範囲と難易度
治療する範囲や難易度も、審美治療の費用を大きく左右する要素です。治療する歯が1本だけの場合と、複数本をまとめて治療する場合では、使用する材料や工程が増える分、費用にも差が出ます。基本的には、治療本数が多くなるほど総額は高くなります。
また、症例の難易度も費用に影響するポイントです。虫歯が深く進行していて根管治療が必要な場合や歯並びの乱れが大きい場合のほか、過去の治療跡が複雑なケースでは、治療にかかる時間や技術的な手間が増えやすく、その分費用も高くなる傾向があります。
審美治療では見た目だけでなく、噛み合わせや機能面の調整も重要です。治療範囲が広く、難易度が高いほど高度な技術や経験が求められ、その要素が費用に反映されることを理解しておくとよいでしょう。
歯科医院の立地・設備・技術
歯科医院の立地や設備、そしてドクターの技術力も、審美治療の費用に大きく関わるポイントです。たとえば、都心部にあるクリニックや、マイクロスコープ・CTといった最新の医療機器を導入している医院では、設備維持や運営コストがかかるため、治療費が高めに設定される傾向があります。
また、審美治療に関する専門性の高い知識や技術を持つドクターが在籍している医院や、豊富な症例実績を持つ医院では、より精度の高い治療や美しい仕上がりが期待できます。その分、技術料が費用に反映されるケースも少なくありません。
費用だけを見ると高く感じることもありますが、高度な設備や経験豊富なドクターによる治療は、仕上がりの満足度や長期的な安定性につながります。安心して治療を受けるための価値として考えると、納得しやすいポイントといえるでしょう。
保険適用と自費診療の違い
日本の歯科治療には、健康保険が適用される「保険診療」と、全額自己負担となる「自費診療」があります。審美治療の多くは、見た目の美しさや仕上がりの質を重視するため、原則として自費診療に分類されます。
保険診療では、使用できる素材や治療方法、対象となる部位が国によって細かく定められており、主な目的は噛む機能の回復です。そのため、色味や質感、素材の選択肢には限りがあります。
一方、自費診療では素材や治療法の制限がなく、審美性や耐久性、生体親和性などを重視した治療が可能です。オールセラミックやジルコニアといった高品質な素材を選べる点も大きな特徴といえるでしょう。
なお、CAD/CAM冠のように、条件を満たせば保険適用で白い歯の治療ができるケースもあります。適用可否は歯の部位や状態によって異なるため、歯科医院で確認することが大切です。
審美治療の費用負担を軽減する方法
審美治療は保険適用外となるケースが多く、費用が高額になりやすい傾向があります。しかし、支払い方法や各種制度を上手に活用すれば、負担を抑えながら理想の口元を目指すことが可能です。
ここでは、費用面の不安を軽減するために知っておきたい具体的な支払い方法や制度について詳しく解説します。
デンタルローン・クレジットカード・分割払い
高額になりやすい審美治療費も、支払い方法を工夫することで月々の負担を抑えながら無理なく進められます。まとまった金額を一度に用意できない場合でも、デンタルローンやクレジットカード、歯科医院独自の分割払いを活用すれば、計画的な支払いが可能です。
ご自身の収入状況やライフスタイルに合った方法を選ぶことで、費用面の不安を軽減しながら治療に取り組めるでしょう。ここでは、それぞれの支払い方法の特徴や注意点について詳しく解説します。
デンタルローン
デンタルローンは、歯科治療専用の医療ローンです。一般的なローンに比べて金利が低めに設定されていることが多く、長期の分割払いができる点が特徴です。まとまった費用を用意しなくても治療を始められるため、高額になりやすい審美治療との相性が良い支払い方法といえます。
一方で、利用には審査が必要となり、金利が発生する点には注意が必要です。月々の返済額や総支払額を確認したうえで、無理のない返済計画を立てましょう。
クレジットカード(分割払い・リボ払い)
クレジットカードの分割払いやリボ払いは、手軽に利用できる支払い方法です。新たな契約手続きが不要な場合が多く、すぐに対応できる点がメリットといえます。
ただし、デンタルローンと比べると金利が高めに設定されているケースが多く、利用方法によっては総支払額が大きくなりやすくなります。支払い回数や金利を事前に確認し、計画的に利用することが重要です。
歯科医院独自の分割払い
一部の歯科医院では、独自の分割払い制度を設けている場合があります。これは歯科医院と直接契約を結び、治療費を数回に分けて支払う方法です。金利がかからないケースもあり、費用負担を抑えやすい点が魅力です。
ただし、支払い回数が限られていることが多く、対応している医院も限られます。利用を希望する場合は、事前に条件や回数、支払い方法を確認しておくと安心です。
医療費控除の活用
医療費控除とは、1年間(1月1日〜12月31日)に支払った医療費が一定額を超えた場合、所得税の一部が戻ってきたり、住民税の負担が軽減されたりする制度です。審美治療も、治療目的と認められる内容であれば、医療費控除の対象になる可能性があります。
医療費控除の対象となるのは、基本的に「治療」を目的としたものです。たとえば、虫歯や歯周病治療の一環として行うセラミック治療や、噛み合わせの改善を目的とした矯正治療などは、対象となるケースがあります。一方で、見た目の美しさのみを目的としたホワイトニングや、審美目的だけのラミネートベニアなどは、原則として対象外です。
控除額は「(実際に支払った医療費の合計 − 保険金などで補填された金額)− 10万円(または所得金額の5%のいずれか少ない額)」で計算されます。
申請する際は、確定申告が必要となり、治療費の領収書や源泉徴収票などの書類を提出します。そのため、歯科治療にかかった費用の領収書は必ず保管しておきましょう。制度の適用可否や詳細については、税務署や税理士に相談すると安心です。
審美治療の費用で失敗しない歯科医院選びのチェックポイント
審美治療では、費用だけでなく治療後の仕上がりや満足度も重要なポイントになります。理想の笑顔を目指すには、安心して任せられる歯科医院を選ぶ視点が欠かせません。
歯科医院ごとに治療方針や技術力、対応の丁寧さには違いがあるため、事前の見極めが大切です。ここでは、審美治療で後悔しない歯科医院選びのチェックポイントを具体的に解説します。
事前カウンセリングの充実度
審美治療を検討する際は、事前カウンセリングの質が満足度を大きく左右します。希望や悩みを丁寧に聞き取り、その内容に基づいて治療計画を分かりやすく説明してくれる歯科医院を選ぶことが大切です。説明の丁寧さや対応の姿勢から、その医院の信頼度も見えてきます。具体的には、以下のような点に注目してください。
複数の選択肢を提示してくれるか
一つの治療法だけを勧めるのではなく、メリット・デメリット、費用、治療期間が異なる複数の選択肢を提示してくれるかを確認しましょう。比較できることで、自分に合った治療法を選びやすくなります。
費用とリスクを分かりやすく説明してくれるか
治療にかかる総費用だけでなく、追加費用の有無や、治療に伴うリスク、注意点についても丁寧に説明してくれる姿勢が大切です。納得したうえで治療を進められるかどうかの判断材料になります。
質問に丁寧に対応してくれるか
疑問や不安に対して、曖昧にせず分かりやすく答えてくれるかも大切なポイントです。納得できるまで向き合ってくれる歯科医院は、治療後のフォロー体制にも期待が持てます。
症例実績から見るドクターの技術力
審美治療では、ドクターの技術力や経験が仕上がりに大きく影響します。そのため、歯科医院のウェブサイトやSNSで公開されている症例写真を確認し、自分の理想に近い仕上がりになっているか、全体のバランスや自然さが保たれているかといった点をチェックしましょう。症例の数や写真の質からは、治療へのこだわりや実績も読み取れます。
あわせて、ドクターの専門性にも注目したいところです。審美治療に携わってきた経験年数が長いほど、さまざまな症例に対応してきた可能性が高く、安定した技術が期待できます。
また、日本審美歯科学会などの専門性の高い学会に所属しているかどうかは、知識や技術の研鑽に積極的かを判断する一つの指標になります。専門医や認定医などの資格を有している場合は、一定の基準を満たした技術力や知識を備えていると考えられるでしょう。
アフターケア・メンテナンス体制
審美治療は、施術が終われば完了というものではありません。美しい状態を長く維持するには、治療後のアフターケアや定期的なメンテナンスが求められます。歯科医院を選ぶ際は、治療後までしっかりサポートしてもらえる体制が整っているかを確認しましょう。
たとえば、治療後も定期検診やクリーニングを継続して提案してくれるかどうかは、口元の美しさと健康を保つうえで大きなポイントになります。また、セラミックなどの自費診療には保証制度が設けられている場合があり、万が一トラブルが起きた際にどのような対応を受けられるのかを事前に把握しておくと安心です。
長期的な視点で歯の健康と美しさを支えてくれる歯科医院を選ぶことで、審美治療の満足度はさらに高まります。治療後のフォローまで含めて信頼できるかどうかを見極める意識が大切です。
口コミ・評判
実際に治療を受けた患者さんの声は、歯科医院を選ぶ際の参考になります。インターネットの口コミサイトやSNSでの評判を確認すれば、医院の雰囲気や対応、治療への満足度などを把握しやすくなります。
ただし、口コミはあくまで個人の感想であり、すべてをそのまま受け取るのはおすすめできません。一つの情報だけを見るのではなく、複数のサイトや意見を見比べながら、全体の傾向をつかむ意識が大切です。
また、「良かった」「悪かった」といった抽象的な評価だけでなく、どの点が良かったのか、どのような点に不満を感じたのかといった具体的な内容に注目すると、より現実に近い判断がしやすくなります。
口コミは判断材料の一つとして活用し、最終的にはカウンセリング時の対応や説明の分かりやすさ、院内の雰囲気などを自分で確認したうえで、信頼できると感じられる歯科医院を選びましょう。
審美治療の費用以外に知っておきたいこと
審美治療を検討する際は、費用だけでなく、治療後のケアや治療期間、そしてメリットとあわせてデメリットやリスクまで理解しておくことが大切です。これらを事前に把握すれば、治療の効果を最大限に引き出し、長く満足できる仕上がりにつなげやすくなります。
以下では、押さえておくべきポイントを解説します。
治療後のメンテナンス費用
審美治療で整えた歯を美しい状態で保つには、治療後の定期的なメンテナンスが欠かせません。セラミックなどの人工物自体は虫歯になりませんが、土台となる歯や歯ぐきの管理を怠ると、炎症や虫歯、歯周病の原因になります。
定期検診では、専門的なクリーニングやセラミック表面の研磨などを行い、着色や汚れの付着を防ぎながら歯ぐきの健康を維持します。通院頻度は3か月から半年に1回が目安で、費用は1回あたり5,000円〜10,000円程度が一般的です。
治療計画を立てる際には、このメンテナンス費用も含めた長期的な予算を考えておくと安心でしょう。
治療期間と通院回数
審美治療の内容によって、治療期間や通院回数は大きく変わります。ホワイトニングの場合は数回の通院で完了する場合が多い一方、セラミック治療では診断、型取り、仮歯の装着、最終装着までに数週間から数か月かかるケースが一般的です。
複数の歯を同時に治療する場合や、歯周病治療、根管治療を並行して行う場合は、さらに期間が延びやすくなります。仕事や生活のスケジュールと無理なく両立できるかを踏まえ、事前に歯科医師と治療計画を十分に相談しておきましょう。
デメリットやリスク
審美治療は見た目を大きく改善できる一方で、あらかじめ把握しておきたい注意点もあります。たとえばセラミック治療では、被せ物を装着するために健康な歯を削る必要があり、一度削った歯は元に戻りません。この点は慎重に検討すべきポイントといえるでしょう。
また、治療後に一時的な知覚過敏が出る場合や、まれにセラミックが欠けたり割れたりする可能性もあります。ラミネートベニアも同様に歯を削る工程があり、適切なケアが行われないと虫歯や歯周病のリスクが高まりかねません。
ホワイトニングでは、一時的に歯がしみたり、歯ぐきに刺激を感じたりするケースがあります。こうした点を踏まえ、治療前には歯科医師から十分な説明を受け、自分に合った治療法を選ぶ意識が重要です。事前に理解を深めたうえで判断すれば、治療後の後悔を防ぎやすくなります。
まとめ:賢く費用を理解し、理想の笑顔を手に入れよう
この記事では、審美治療の費用について、治療法別の相場や費用に影響する要因、負担を抑える支払い方法、歯科医院選びのポイントまで幅広く解説しました。
審美治療は決して安価な施術ではありません。しかし、見た目の美しさだけでなく、自信や前向きな気持ち、そして長期的な口腔の健康につながる価値ある投資といえます。費用だけで判断せず、自分の希望やライフスタイルに合った治療を選ぶ姿勢が大切です。
複数の歯科医院で相談し、治療内容や費用、期間、リスク、アフターケアまで納得したうえで判断しましょう。デンタルローンや医療費控除も上手に活用し、理想の笑顔へ一歩踏み出してください。審美治療にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
