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インプラント周囲炎の症状とは?出血・腫れなどのサインと受診を考える目安
インプラントのまわりの歯ぐきから出血したり、腫れぼったく感じたりすると、これはインプラント周囲炎なのだろうかと不安になりますよね。痛みがない場合は、受診したほうがよいのか迷う方も多いと思います。
この記事でわかること
- インプラント周囲炎で見られやすい症状と、歯ぐきにとどまる段階・骨に及ぶ段階の違い
- 痛みが少なくても自分で判断しにくい理由と、発症に関わるとされる要因
- 歯科医院で行う確認の内容と、当院でのメンテナンス・検査のご案内
目次
気になる点は、診察で確かめられます希望ヶ丘歯科クリニックではインプラントのメンテナンスのご相談を受け付けています。WEBからご都合のよい日時を選べます。
WEB予約はこちら →024-951-0002インプラント周囲炎は、インプラントのまわりの歯ぐきや骨に起こる炎症です
インプラントのまわりに起こる炎症は、炎症がどこまで広がっているかによって、大きく2つの状態に分けて説明されます。まずは、それぞれの状態の違いを整理しておきましょう。
インプラント周囲粘膜炎とインプラント周囲炎の違い
| 状態 | 炎症が及んでいる範囲 | 説明 |
|---|---|---|
| インプラント周囲粘膜炎 | インプラントのまわりの歯ぐき(粘膜) | 炎症が歯ぐきにとどまり、インプラントを支える骨の吸収を伴わない状態です |
| インプラント周囲炎 | 歯ぐきに加えて、インプラントを支える骨 | 炎症が骨にまで及び、インプラントを支える骨が失われていく状態です |
インプラント周囲粘膜炎は、炎症がまだ歯ぐきにとどまっている段階です。この段階で状態を把握できると、骨にまで炎症が及ぶ前に対応を考えやすくなります。どちらの状態にあたるかは見た目だけでは区別しにくいため、診察での確認が必要です。
天然歯の歯周病とどこが違うのか
インプラント周囲炎は天然歯の歯周病と似た病気として説明されることがありますが、歯と骨のつながり方が異なります。天然歯の根と骨のあいだには「歯根膜」というクッションのような組織がありますが、インプラントは骨と直接結合しており、歯根膜がありません。
天然歯には歯根膜がありますが、インプラントにはありません。歯根膜は歯にかかる力を和らげたり、血液を供給したりする役割を担っている組織です。
天然歯では歯ぐきの線維が歯の根の表面に入り込むようにして付着していますが、インプラントではこのような付着の仕方にはなりません。そのため、歯ぐきとインプラントのあいだの守りの仕組みが天然歯とは異なると説明されています。
このように組織の構造が違うため、インプラントのまわりの状態は天然歯と同じ感覚では判断しにくい面があります。違いを知っておくことが、次に紹介する症状に気づくための手がかりになります。
出血・腫れ・膿など、インプラント周囲炎で見られやすい症状を確認しましょう
インプラントのまわりの変化には、鏡を見たり歯みがきをしたりするときに自分で気づけるものもあります。ここでは、炎症が歯ぐきにとどまる段階と、骨にまで及んだ段階に分けて、見られやすい症状を整理します。あてはまる項目があっても、それだけで病名が決まるわけではない点にご注意ください。
炎症が歯ぐきにとどまる段階で見られやすい症状
- ✓歯みがきやフロスのときに、インプラントのまわりから出血する
- ✓インプラントのまわりの歯ぐきが、ほかの部分より赤く見える
- ✓歯ぐきが腫れぼったく、ふくらんでいるように見える
- ✓歯ぐきを軽く押したときに、違和感がある
この段階では、主に歯ぐきの見た目や出血といった変化として現れます。毎日の歯みがきのときに、インプラントのまわりの歯ぐきの色や出血の有無を見ておくと、変化に気づきやすくなります。
骨にまで炎症が及んだ段階で見られやすい症状
- ✓インプラントのまわりの歯ぐきから膿が出る
- ✓口の中に違和感や、嫌な味を感じることがある
- ✓歯ぐきが下がり、これまで見えなかった金属部分が見えるようになった
- ✓被せ物やインプラントがぐらつく感じがある
インプラントを支える骨の状態は、外から目で見ても分かりません。見た目の症状だけでは炎症が骨にまで及んでいるかどうかを判断できないため、歯科医院での検査で確認することになります。
ほかの原因でも起こりうる症状があります
ここで挙げた症状は、インプラント周囲炎以外の原因でも起こることがあります。症状の現れ方だけで原因を決めつけず、診察で確かめることが大切です。
- 出血や腫れ:隣にある天然歯の歯ぐきの炎症や、歯みがきのときに歯ぐきを傷つけたことによる場合もあります
- ぐらつき:インプラント本体ではなく、被せ物を固定している部品のゆるみによる場合もあります
- 違和感や嫌な味:インプラント以外の歯や、お口の中のほかの部分が原因となっている場合もあります
痛みが少ないまま進むことがあるため、自覚しにくい理由を知っておきましょう
痛みが出にくいため気づきにくい
インプラント周囲炎は、強い痛みを伴わないまま進む場合があります。前のセクションで紹介した出血や腫れがあっても、痛みがなければ「様子を見ても大丈夫」と考えてしまうこともあるため、痛みの有無だけでは状態を判断しにくい病気です。
インプラントには天然歯のような歯根膜がないため、かんだときの違和感や圧迫感といった変化を感じ取りにくいと説明されています。
インプラントを支える骨の状態は、鏡で見ても分かりません。歯ぐきの見た目に大きな変化がなくても、内側で状態が変わっていることがあります。
症状が少しずつ現れる場合、毎日見ているご自身では変化に気づきにくいことがあります。
インプラント周囲炎に関わるとされる要因
インプラント周囲炎の発症には、お口の中の状態や生活習慣、全身の状態など、いくつかの要因が関わるとされています。ご自身に当てはまるものがあるか、確認してみましょう。
- ✓インプラントのまわりに歯垢(プラーク)が残りやすい
- ✓喫煙の習慣がある
- ✓糖尿病など、全身の病気で治療を受けている
- ✓これまでに歯周病と診断されたことがある
- ✓被せ物の形やインプラントの位置によって、清掃しにくい部分がある
- ✓インプラント治療後、しばらく歯科医院で状態を確認していない
これらの要因に当てはまるからといって、必ずインプラント周囲炎になるわけではありません。ただ、痛みなどの自覚症状が出にくいことを考えると、ご自身の感覚だけに頼らず、歯科医院で定期的に状態を確認してもらうことが変化に気づく手がかりになります。どのくらいの頻度で確認を受けるかは、お口の状態によって異なるため、担当の歯科医師と相談して決めていくとよいでしょう。
ここまでの内容を、ご自身の状態に当てはめて確認したいときは口の中を見ないと分からないことが多い部分です。検査のうえで担当医からご説明します。
WEB予約はこちら →024-951-0002気になる症状があるとき、歯科医院ではこのような点を確認します
インプラントのまわりに気になる症状があるとき、歯科医院ではいくつかの診査を組み合わせて状態を確認します。ここでは、一般的に行われる確認の内容を紹介します。実際にどの検査を行うかは、お口の状態や症状によって異なります。
歯ぐきと周囲の溝の状態の確認
まず、インプラントのまわりの歯ぐきの色や腫れ、出血や膿の有無を確認します。あわせて、インプラントと歯ぐきのあいだにある溝の深さを、細い器具を使って調べます。
- 歯ぐきの赤みや腫れの有無
- 器具を入れたときの出血の有無
- 膿が出ていないか
- インプラントまわりの溝の深さ
- 歯垢や歯石の付着状況
溝の深さや出血の有無は、炎症が歯ぐきにとどまっているのか、より深い部分にまで及んでいる可能性があるのかを考える材料のひとつになります。
エックス線・歯科用CTによる骨の状態の確認
インプラントを支える骨の状態は、目で見ても分からないため、エックス線写真で確認します。必要に応じて歯科用CTを用い、インプラントまわりの骨の状態を立体的に確認することもあります。治療を受けたときの画像と比べられる場合は、骨の状態の変化を確認する手がかりになります。
被せ物とかみ合わせの確認
インプラントの上に装着している被せ物の状態も確認します。被せ物の形によっては清掃しにくい部分ができることがあるため、清掃のしやすさもあわせて見ていきます。
- 被せ物や固定部品にゆるみがないか
- 被せ物が欠けたり、すり減ったりしていないか
- かみ合わせたときに、インプラントに過度な力がかかっていないか
- 清掃しにくい形になっていないか
当院では、インプラントのメンテナンスと歯科用CTでインプラントまわりの状態を確認します
ここまで、インプラント周囲炎で見られやすい症状や、歯科医院で行う確認の内容を紹介してきました。最後に、当院でのインプラントまわりの状態の確認の進め方と、通院に関する情報をご案内します。
カウンセリングと検査でお口の状態を確認します
当院では、患者様ひとりひとりに合った治療を心掛けており、その治療法を決めるために綿密なカウンセリングを行っています。出血や腫れなどの気になる症状や、インプラントについての不安をうかがったうえで検査を行い、その結果をもとに丁寧にご説明することを大切にしています。
- 1
カウンセリング
いつごろから、どのような症状があるのか、歯みがきのときの出血や違和感の有無などをうかがいます。不安に感じていることもお聞かせください。
- 2
検査
インプラントのまわりの歯ぐきの状態や溝の深さ、被せ物の状態を確認します。必要に応じて歯科用CTを用い、インプラントまわりの骨の状態を立体的に確認します。
- 3
検査結果のご説明
検査で分かったお口の状態と、今後の対応の考え方を担当医からご説明します。
インプラントのメンテナンスと定期検診
インプラントを長く使い続けるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。当院では、インプラントのメンテナンスと定期検診を通じて、自覚症状が出にくい変化の確認を行っています。
- インプラントのまわりの歯ぐきの色や腫れ、出血の有無の確認
- 歯垢(プラーク)や歯石の付着状況の確認と清掃
- 被せ物や固定部品のゆるみ、かみ合わせの確認
- ご自宅での清掃で磨き残しやすい部分の確認
通院しやすい環境とWEB予約のご案内
メンテナンスや定期検診は継続して通院いただくことが前提となるため、通いやすさも大切です。当院の診療環境は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開院 | 2001年開院 |
| 院長 | 武川 陽子(女性院長) |
| 診療室 | 完全個室の診療室 |
| 設備 | 歯科用CT |
| 診療日・時間 | 平日は19時まで診療・土曜も診療 |
| 駐車場 | 10台 |
| お子様連れの方 | キッズスペース・ベビーカー対応の広いスペース |
| 所在地 | 郡山市大槻町(陸上自衛隊郡山駐屯地の正門向かい・うねめ通り沿い) |
インプラントのまわりの出血や腫れなど、気になる変化があるときや、インプラントのメンテナンス・定期検診を希望される場合は、WEB予約からご予約いただけます。WEB予約はこちら → https://www.haisyano489.ne.jp/kibougaokadc/
自由診療に関する必須の明示事項
インプラント
費用
385,000〜605,000円(税込) 埋入手術(1本)¥275,000〜¥385,000(税込)+上部構造(1本)¥110,000〜¥220,000(税込)の合計。別途 相談・検査¥11,000〜¥33,000(税込)。オールオン4は1顎¥1,650,000〜¥2,750,000(税込)。
治療期間
お口の状態や進行度によって個人差があります。検査のうえで担当医からお伝えします。
通院回数
治療内容や経過によって個人差があります。検査のうえで担当医からお伝えします。
主なリスク・副作用
- 外科手術に伴う腫れ・痛み・出血
- 骨と結合しない場合がある
- インプラント周囲炎
- 定期的なメンテナンスが必須
- 全身疾患により適応外となる場合がある
保険適用
自由診療(保険適用外)
上記は本記事の作成時点の内容です。治療にかかる期間・通院回数・費用は、お口の状態や治療内容によって一人ひとり異なります。詳細は当院までお問い合わせください(TEL 024-951-0002)。
よくあるご質問
Q.インプラントのまわりの歯ぐきから出血するのは、インプラント周囲炎の症状ですか?
歯みがきやフロスの際の出血は、インプラント周囲炎で見られやすい症状のひとつです。ただし、隣の天然歯の歯ぐきの炎症や、歯みがき時に歯ぐきを傷つけた場合にも起こることがあります。症状だけで原因を決めつけず、診察で確認することが大切です。
Q.インプラント周囲炎は痛みがなくても受診したほうがよいですか?
インプラント周囲炎は、強い痛みを伴わないまま進む場合があります。また、骨の状態は外から見て分かりません。出血や腫れなどの変化に気づいたときは、痛みの有無にかかわらず、インプラント治療を受けた歯科医院などで状態を確認することが大切です。
Q.インプラント周囲炎とインプラント周囲粘膜炎は何が違うのですか?
インプラント周囲粘膜炎は炎症が歯ぐきにとどまっている段階で、インプラント周囲炎は炎症が骨にまで及んでいる状態です。どちらにあたるかは見た目だけでは判断できず、歯科医院での検査で確認します。
Q.インプラント周囲炎の症状は天然歯の歯周病と同じですか?
似た病気として説明されることはありますが、歯と骨のつながり方が異なります。天然歯には歯根膜というクッションのような組織がありますが、インプラントにはありません。組織の構造が違うため、天然歯と同じ感覚では状態を判断しにくい面があります。
Q.インプラントの調子が気になるとき、歯科医院ではどんな検査をしますか?
歯ぐきの赤みや腫れ、出血、膿の有無、インプラントと歯ぐきのあいだの溝の深さを確認します。あわせて、エックス線写真や必要に応じた歯科用CTで骨の状態を確認し、被せ物や固定部品のゆるみ、かみ合わせも見ていきます。実際にどの検査を行うかは、お口の状態によって異なります。
Q.インプラントのメンテナンスはどのくらいの間隔で通えばよいですか?
通院間隔は、インプラントまわりの清掃状態やお口の状態によって個人差があります。検査のうえで担当医からお伝えします。
この記事のまとめ
- インプラント周囲炎は、インプラントのまわりの歯ぐきや骨に起こる炎症で、炎症の範囲によりインプラント周囲粘膜炎と区別して説明されます。
- 出血、赤み、腫れ、膿、歯ぐきの下がり、ぐらつきなどが見られやすい症状ですが、ほかの原因で起こる場合もあるため、症状だけで原因を決めつけないことが大切です。
- 強い痛みを伴わないまま進む場合があり、骨の状態は外から見えないため、痛みの有無だけで判断しにくい面があります。
- 歯科医院では、歯ぐきと溝の状態、エックス線や歯科用CTによる骨の状態、被せ物とかみ合わせなどを組み合わせて確認します。
- 当院ではカウンセリングと検査、インプラントのメンテナンスや定期検診を通じて、インプラントまわりの状態を確認しています。気になる変化があるときはWEB予約からご相談ください。
参考にした情報
- インプラント治療を検討している方へ(日本口腔インプラント学会)https://www.shika-implant.org/min-implant/
- 歯周病の原因(日本歯周病学会)https://www.perio.jp/qa/cause/
インプラントのまわりの出血や腫れなど気になる変化があるときや、メンテナンス・定期検診を希望される方は、WEB予約からご予約いただけます。検査のうえで、担当医が状態と対応の考え方をご説明します。
WEB予約はこちら →本記事は一般的な情報の提供を目的としたものであり、個別の診断・治療方針を示すものではありません。治療の効果や経過には個人差があります。症状や治療方針については、必ず歯科医師の診察を受けてご確認ください。
最終更新:2026-10-12
