入れ歯治療
入れ歯治療とは
入れ歯治療とは、虫歯や歯周病、事故などによって失った歯を補うための治療方法です。
歯科の世界では義歯治療とも呼ばれ、お口の機能や見た目を回復させるために行われます。
入れ歯は失った歯の代わりに口の中に装着する人工の歯のことで、食事や会話をスムーズにするだけでなく、顔の形を保つ効果もあります。歯を失うと、噛む力が弱くなるだけでなく、食べ物を十分に噛むことができなくなり、消化器官に負担がかかります。また、はっきりと発音できなくなったり、頬がこけて老けて見えたりすることもあります。
入れ歯治療では、患者さま一人ひとりのお口の状態や生活習慣に合わせた入れ歯を作製します。全ての歯がなくなってしまった場合には「総入れ歯」、一部の歯がなくなった場合には「部分入れ歯」を使用します。現在の入れ歯技術は大きく進化しており、見た目や使い心地が自然な入れ歯を作ることが可能になっています。

入れ歯治療はこんな方におすすめ
入れ歯治療は、以下のような症状やお悩みがある方におすすめです。
- ①歯を複数本失ってしまった方
- ②食事の際に硬いものが噛めない、食べ物が噛み切れないなどの悩みを抱えている方
- ③歯の喪失によって頬がこけたり、顔の印象が変わったと実感されている方
- ④ブリッジやインプラントが適さない方
- ⑤歯の欠損により噛み合わせが悪くなり、肩こりや頭痛などの症状がある方
現在使用している入れ歯に違和感や痛みを感じる方も、新しい入れ歯に作り替えることで快適な生活を取り戻せる可能性があります。お口の状態は時間とともに変化しますので、定期的な調整や作り替えも大切です。
入れ歯治療のメリット
入れ歯治療には、以下のようなメリットがあります。
①手術が不要
インプラントと違い、基本的に手術を必要としないため、体への負担が少なく、高齢の方や全身疾患をお持ちの方でも安心して治療を受けられます。
②噛む機能の回復
適切に作られた入れ歯は、食事をしっかり噛めるようになり、消化促進や栄養摂取の改善につながります。自然な歯と比較すると噛む力は弱くなりますが定期的に歯科医院で調整したり、掃除を徹底するなどの工夫で噛む機能の回復は見込めます。
③見た目の改善
歯を失うと顔の形が変わることがありますが、入れ歯によって口元の形が整い、また元の自然な表情を取り戻すことができます。
④経済的な負担が比較的少ない
インプラントなどの他の治療法と比べて費用が抑えられ、保険が適用される種類もあります。
⑤残っている歯への負担軽減
部分入れ歯を使用することで、残存歯への過度の負担を防ぎ、さらなる歯の喪失を予防します。
入れ歯の種類
入れ歯には様々な種類があり、患者さまの現在の歯の状態や希望に合わせて最適なものを選ぶことが大切です。主な種類をご紹介します。
ノンクラスプ
ノンクラスプ入れ歯は、金属のバネ(クラスプ)を使わない新しいタイプの部分入れ歯です。従来の入れ歯では金属のバネが見えてしまうことがありましたが、ノンクラスプ入れ歯では樹脂製の弾力性のある素材を使用するため、目立ちにくく審美性に優れています。
ノンクラスプの特徴は以下が挙げられます。
- バネが見えないので見た目が自然
- 金属アレルギーの方でも使用可能
- 軽量で装着感が良い
- 柔らかい素材なので違和感が少ない
少数の歯を失った方や見た目を重視する方に適しています。

チタン床
チタン床の入れ歯は、入れ歯の床(土台部分)にチタン合金を使用したものです。 チタンは軽量で強度が高く、生体親和性に優れた金属で、アレルギー反応が極めて少ないという特徴があります。
チタン床の特徴は以下が挙げられます。
- 軽量で強度があり耐久性に優れている
- 熱伝導率が低く温度による不快感が少ない
- 金属アレルギーを起こしにくい
- 薄く作れるので装着感が良い
チタン床は保険外治療となりますが、長期的に使用することを考えると耐久性の高さからコストパフォーマンスに優れています。多くの歯を失った方や金属アレルギーをお持ちの方におすすめです。

コバルト床
コバルト床の入れ歯は、コバルトクロム合金を使用した入れ歯で、強度と耐久性に優れています。薄く作ることができるため、違和感が少なく、長期間使用することができます。
コバルト床の特徴は以下が挙げられます。
- 汚れが付着しにくい
- 薄く作れるので違和感が少ない
- 熱伝導率が高いため食感が自然に近い
- 頑丈で壊れにくく耐久性に優れている
コバルト床は保険適用外ですが、チタン床より費用が抑えられることが多いです。ただし、金属アレルギーを起こす可能性があるため、アレルギー体質の方は注意が必要です。

保険適用の入れ歯
保険適用の入れ歯は、健康保険を使って作製できる入れ歯で、経済的な負担を抑えることができます。主にプラスチック(レジン)製の床と金属のバネ(クラスプ)を組み合わせたものが一般的です。
特徴:
- 費用が抑えられる(自己負担額は3割程度)
- 修理や調整も保険適用されることが多い
- 比較的短期間で作製できる
保険適用の入れ歯は費用面でのメリットが大きいですが、見た目や装着感、耐久性については自費の入れ歯に比べるとやや劣る場合もあります。 ただし、近年は保険内でも工夫された設計や材料が使われるようになり、品質は向上しています。

当院の入れ歯治療の特徴
歯科技工士が常駐しているため修理も安心

当院における入れ歯治療の特長としましては、院内にベテランの歯科技工士が常駐しており、歯科医師との綿密な打ち合わせと、患者様へのヒアリングにより、細かなご要望に対応できます。
また入れ歯を長く使用していると形の調整が必要になったり、一部欠けてしまうこともあります。
通常入れ歯の修理を依頼すると歯科技工所に修理依頼を出すのが一般的ですが、当院では歯科技工士が常駐している分、短期間で修理完了が見込めます。
当院の入れ歯治療の流れ
当院では、患者さまに合った最適な入れ歯を提供するために、以下のような流れで治療を進めています。
- STEP
初診・カウンセリング
まずはお口の状態を詳しく診査し、レントゲン撮影なども行います。患者さまのご希望やライフスタイル、予算なども考慮しながら、最適な入れ歯の種類や治療計画をご提案します。 - STEP
型取りの準備
必要に応じて、虫歯の治療や歯石除去などを行い、入れ歯を入れる環境を整えます。残っている歯の形を整えたり、必要な場合は抜歯を行うこともあります。 - STEP
型取り
お口の形に合った入れ歯を作るために、専用の材料を使ってお口の型を取ります。
正確な型取りは良い入れ歯作りの第一歩です。必要に応じて数回行うこともあります。 - STEP
仮合わせ
実際の入れ歯を作る前に、ろう型などで仮の入れ歯を作り、大きさや噛み合わせを確認します。この段階で調整を行うことで、完成後の違和感を最小限に抑えます。 - STEP
入れ歯の完成・装着
歯科技工士が丁寧に作り上げた入れ歯を装着します。装着時には噛み合わせや見た目、違和感などを細かくチェックし、必要に応じて微調整を行います。 - STEP
調整・フォローアップ
新しい入れ歯に慣れるまでには時間がかかります。装着後も定期的に通院いただき、痛みや違和感がある部分を調整します。1〜2週間後、1ヶ月後、3ヶ月後などに調整を行うことが一般的です。 - STEP
メンテナンス
入れ歯は時間の経過とともにお口の状態が変化するため、定期的なチェックと調整が必要です。半年に一度の定期検診をおすすめします。
希望ヶ丘歯科クリニック|当院では、患者さま一人ひとりのお口の状態や生活習慣に合わせた最適な入れ歯を提供できるよう努めています。入れ歯に関するご質問やお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。経験豊富な歯科医師とスタッフが丁寧に対応いたします。
GUIDANCE医院案内
- 医院名

- 住所
- 〒963-0201 福島県郡山市大槻町字西ノ宮西92-9
- 駐車場
- 10台完備
- 電話番号
- 024-951-0002
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