BLOG
子供の虫歯対策〜予防習慣と定期検診の重要性

子供の歯を守るために知っておきたいこと
お子さまの歯の健康、気になりますよね。
乳歯は永久歯に比べて虫歯になりやすく、一度虫歯になると進行も早いという特徴があります。でも、正しい知識と日々のケアで、お子さまの歯を守ることは十分に可能です。
当院では、2001年の開院以来、多くのお子さまの歯の健康をサポートしてきました。その経験から、虫歯予防には「毎日のケア」と「定期的な専門家のチェック」の両方が欠かせないと実感しています。今回は、ご家庭で実践できる虫歯対策と、定期検診の重要性についてお伝えします。
乳歯の虫歯、放っておくとどうなる?
「どうせ生え変わるから」と乳歯の虫歯を軽く考えていませんか?
実は、乳歯の虫歯は永久歯にも大きな影響を与えます。乳歯が虫歯で早く抜けてしまうと、永久歯が生えるスペースが狭くなり、歯並びが悪くなる可能性があります。また、乳歯の虫歯が進行すると、その下で育っている永久歯にも悪影響を及ぼすことがあるのです。
さらに、虫歯による痛みで食事がしっかり取れなくなると、お子さまの成長にも影響が出てしまいます。乳歯の時期から虫歯予防に取り組むことは、お子さまの将来の健康を守ることにつながります。
乳歯が虫歯になりやすい理由
乳歯は永久歯と比べて、エナメル質が薄く柔らかいという特徴があります。
そのため、虫歯菌が出す酸に弱く、一度虫歯になると進行が早いのです。また、お子さまは甘いものを好む傾向があり、歯磨きもまだ上手にできないため、虫歯のリスクが高くなります。奥歯や歯と歯の間など、磨きにくい場所は特に注意が必要です。
家庭でできる虫歯予防の基本

虫歯予防の第一歩は、毎日の歯磨き習慣です。
お子さまが自分で磨けるようになっても、小学校低学年くらいまでは保護者の方による仕上げ磨きが必要です。仕上げ磨きを嫌がるお子さまも多いですが、毎日継続することで「歯磨きは当たり前のこと」という習慣が身につきます。
効果的な仕上げ磨きのポイント
仕上げ磨きは「リズムよく」「痛くなく」「終わったらほめる」ことが大切です。
口の中を右上、左上、右下、左下の4つのパートに分け、それぞれ10まで数えながら磨くと、お子さまも終わりが分かりやすく協力してくれます。前歯の中央にある筋(上唇小帯)を強く押さえると痛みを感じるので、優しく磨くことを心がけてください。
歯ブラシは毛先が開いていないものを使い、鉛筆を持つように軽く握ります。力を入れすぎず、歯と歯茎の境目を意識して、小刻みに動かすのがコツです。奥歯や歯と歯の間は特に磨き残しが多い場所なので、丁寧に磨きましょう。
フッ素の活用で虫歯予防効果アップ
フッ素には虫歯予防効果があることが科学的に証明されています。
毎日の歯磨きでフッ素入り歯磨き粉を使用し、さらに3ヶ月に1回程度、歯科医院で高濃度のフッ素塗布を受けることで、より高い予防効果が期待できます。歯科医院専用のフッ素ジェルは、市販のフッ素入り歯磨き粉よりもフッ素濃度が高いため、効果が出やすいのです。
食生活で気をつけたいこと
糖分の多い飲食物は虫歯の原因になります。
特にジュースやお菓子をダラダラと食べ続けると、口の中が常に酸性の状態になり、虫歯になりやすくなります。おやつの時間を決めて、食べたら歯磨きをする習慣をつけましょう。また、寝る前の飲食は避け、就寝前には必ず歯磨きをすることが大切です。
定期検診が虫歯予防に欠かせない理由

家庭でのケアだけでは限界があります。
虫歯や歯周病は、初期段階ではほとんど自覚症状がありません。痛みが出てから歯科医院に来られても、すでに虫歯が進行していることが多いのです。定期検診を受けることで、虫歯を早期に発見し、早期に治療することができます。
定期検診の適切な頻度
お子さまの定期検診は、3〜4ヶ月に1回が標準的です。
お口の中の細菌は、クリーニング後3ヶ月前後で元の状態に戻りやすくなります。そのため、3ヶ月ごとに定期検診を受けていただければ、虫歯や歯周病のリスクを低く保つことができます。虫歯になりやすいお子さまや、歯磨きが苦手なお子さまの場合は、1〜2ヶ月に1回の頻度で通院していただくこともあります。
学校の歯科健診は年に1回ですが、これだけでは不十分です。学校歯科健診は児童1人あたり1分程度の短時間で行われるため、正確な診断は難しいのです。かかりつけの歯科医院での定期検診を併用することが大切です。
定期検診では何をするの?
定期検診では、まずお口の中の状態を詳しくチェックします。
虫歯がないか、歯茎の状態はどうか、磨き残しはどこに多いかなどを確認します。必要に応じてレントゲン撮影を行い、目で見えない部分の虫歯もチェックします。歯磨き指導では、お子さまの苦手な部分を把握し、具体的な磨き方をお伝えします。
次に、専門的なクリーニングを行います。歯ブラシでは落とせない歯石や着色を、超音波スケーラーやブラシで除去し、お口の中を綺麗にします。最後にフッ素塗布を行い、虫歯予防効果を高めます。フッ素塗布後30分程度は飲食を控えていただくことで、より効果的です。
親子で取り組む虫歯予防
お子さまの虫歯予防は、ご家族全員で取り組むことが大切です。
近年の研究では、親から子への口腔細菌の伝播は、食器の共有以前から既に起こっていることが分かっています。生後4ヶ月の赤ちゃんからも、母親からの口腔細菌の伝播が確認されているのです。そのため、食器の共有を避けることだけを気にし過ぎる必要はありません。
保護者の方ができること
まずは、保護者の方ご自身のお口の健康を保つことが重要です。
お子さまに口腔細菌が伝播したとしても、毎日の仕上げ磨きで歯垢を除去し、砂糖の摂取を控え、フッ素塗布を行うことで、虫歯を予防できます。お子さまが口腔細菌と共存していくことを前提に、仕上げ磨きや虫歯にならないための習慣づくりに力を注ぐことが大切です。
また、お子さまが歯磨きに興味を持てるよう、楽しい雰囲気づくりも心がけましょう。歌に合わせて磨いたり、できたらしっかりほめたりすることで、歯磨きが楽しい時間になります。保護者の方が一緒に歯磨きをする姿を見せることも、良い習慣づけにつながります。
年齢に応じたケアのポイント
お子さまの成長段階に合わせたケアが必要です。
生後6〜7ヶ月頃に下の前歯が生え始めたら、ガーゼで拭くことから始めます。徐々に仕上げ磨き用の歯ブラシに移行し、お子さまが自分で磨くようになっても、小学校低学年までは仕上げ磨きを続けましょう。永久歯が生え始める6歳頃は、特に注意が必要な時期です。奥歯に生える6歳臼歯は虫歯になりやすいので、丁寧なケアを心がけてください。
当院でのお子さまへの取り組み
希望ヶ丘歯科クリニックでは、お子さまが安心して通える環境づくりを大切にしています。
女性医師が在住しているため、「歯医者は怖い」というお子さまのイメージに対しても、柔らかい印象を持っていただけます。広々とした完全個室の診療室を設けており、ベビーカー対応の広いスペースやキッズスペースも完備しています。小さなお子さま連れのご家族も安心して通院いただける環境です。
初診時には時間をしっかり確保し、お子さまの症状だけでなく、保護者の方のご要望も丁寧にお聞きします。治療に関しては、不安を払拭すべく分かりやすく丁寧な説明を心掛けています。お子さまの成長に合わせた予防プログラムをご提案し、長期的な視点でお口の健康をサポートします。
まとめ
お子さまの虫歯予防には、毎日の正しいブラッシング習慣、フッ素の活用、糖分の制限が効果的です。
乳歯は永久歯に比べて虫歯になりやすいため、早期からの予防ケアが重要です。家庭でのケアに加え、3〜4ヶ月に1回の定期検診を受けることで、虫歯を早期に発見し、お子さまの歯を守ることができます。
当院では、お子さまひとりひとりに合った予防プログラムをご提案しています。お子さまの歯のことで気になることがあれば、どんなことでもお気軽にご相談ください。ご家族皆さまで、お子さまの健康な歯を守っていきましょう。
お子さまの歯の健康について、まずはお気軽にご相談ください。
詳しくは希望ヶ丘歯科クリニックの公式サイトをご覧ください。平日19時まで、土曜日も14時まで診療しております。
希望ヶ丘歯科クリニック 院長 武川 陽子

メッセージ
郡山市大槻町にある希望ヶ丘歯科クリニックで院長をしております武川陽子です。
私たちは、2001年の開院以来、地域に密着した歯科医院として患者様に寄り添った治療を続けて参りました。
患者様ひとりひとりに合った治療を心掛けており、その治療法の決定のため綿密にカウンセリングしております。
また、治療に関しては、不安を払拭すべく丁寧な説明も心掛けております。
歯の治療に関することなら、まずはご来院ください。
経歴
1992年 鶴見大学歯学部 卒業
1992年 新井矯正歯科(立川市) 勤務
1995年 武川歯科医院(港区) 開院
2001年 希望ヶ丘歯科クリニック 開院
